家族の日

東日本大震災から今日で一年。







ここは被災地の宮城県仙台市。







もう、一年








まだ、一年。








あれから変わったこと。










家族と過ごす時間が増えた。








新婚旅行以来外していた、結婚指輪をするようになったこと。







子供達を叱ることが少なくなったこと。








旧友と会う機会が増えたこと。








我が家では3月11日を『家族の日』に制定しました。










毎年3月11日は必ず家族で過ごすこと。










この先、自分達が家族を持ったら、自分達の家族と過ごすこと。









これが我が家の『家族の日』です。





























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tag : 東日本大震災

そして、これから

あの時は会議室でパートスタッフの採用面接をしていました。






私の自己紹介をして、履歴書に眼を落したとたんに、カタカタカタと揺れはじめた。







「最近よく地震が起こりますよね~」と私。






そう言うや否や今まで体験したことのない揺れが始まった。







ただならぬ事態を察した私は、椅子を蹴り飛ばして面接に来た女性を強引にテーブルの下に押し込んだ。







事務所からは色々な物が倒れる音、男性の怒号、女子の叫び声や悲鳴、ビルの館内放送からは「落ち着いて下さい、このビルは倒壊しません、安全です」とのアナウンスをヒステリックに繰り返す。







長い長い揺れだった。






その間中、ずっとその女性に







「大丈夫だよ、大丈夫だよ」







と語りかけた。







でも私の心の中では、






「おれが死んだら住宅ローンはチャラになるけど、家族は生活に困るんだろうな…」






なんて漠然と考えていた。
















※※※※※※※※※※※







あれから今日で一ヶ月経ちました。







沿岸部の被災地は未だに酷い状態だし、避難所に生活している方々の心労は想像に容易。







仙台市中心部や大きな被害を免れた地区は少しずつではあるが日常を取り戻しつつあります。






東北新幹線や在来線、地下鉄も今週末から順次再開する見込みです。







もっとも全区間再開とはいかないが、震災後と比べたら雲泥の差です。






ロジスティクスの懸命の賜物により物流も大幅に回復して、食料品や生活必需品の購入も大分楽になりました。










私もこの一カ月は、かなり緊張して生活していましたが、最近は少し肩から力が抜けて来たのも事実です。






復興に向けて外食店も再開してきています。






私は普段あまり外食はしませんせんが、それが復興の手応えであるという感じで、フラフラと店内に入り味を噛みしめています。



































































私は決めました。








今日の4月11日を区切りに、今まで通りの日常へ向けて大きく舵を切ります。








このブログ「晴釣雨読」も以前のようにアウトドア全般、道具話、酒&肴のエピソードへ戻します。






カテゴリーの「東日本大震災」は復旧に向けた話題のみを記事にします。







お暇なら、ブログへ遊びに来て下さい。














今回の震災で亡くなった皆さまのご冥福をお祈りしたします。






未だ行方不明の方々のご無事を期待致します。






残念ながら死んでしまった友達よ、そしてまだ行方が分からない友人へ。







「時々、君のことを思い出すよ。酒飲んで泥酔した時には空に向かって話しかけちゃうかもよ!そんじゃ、俺は前に進むよ」

ちょっと飲みに

私は晴れが大好き。





誕生日だって10月10日の旧体育の日。





そう統計上、一番晴れる可能性が高い晴れの特異日です。





だから、晴れている日に家にいることはとても苦痛なのです。






でもあの日から、晴れの日は、ただ単に雨が降っていない日になった。




心に全く余裕が無かったのですね…





今朝起きたら






『おっ、快晴っ!!』と素直に思いました。





階段を駆け下りて急いでシャワーを浴びた。





それっと、ザックを背負い自宅から川上に歩き出しました。





自宅から歩くこと二時間。





そろそろスーパーが開店する時間になりました。






ポカリスエットでも買おうかと店内をブラブラ。






『あっ~、お肉が比較的安い。』






『最近食べてないな~』






思案すること数分。






『うん、決めた肉買って、キノコ買って、ビール買って、河原で飲んじゃおう~』





そんな感じになりました。






スーパーから更に歩くこと一時間。







手頃な場所に出ました。
















ザックをドンと河原に降ろす。















買い込んだモノは手軽に肉を食べられる『しゃぶしゃぶ』にしました。















牛肉、豚肉、エノキと最小限。





タレは胡麻だれ。






我ながら行き当たりばったりです。






お肉をしゃぶしゃぶしながら頃合いでパクッと。
















お安いお肉でも充分に美味い!






河原でしゃぶしゃぶ。






昔、山頂ですき焼きパーティーしたっけな~







実に楽しい。







今回は本棚から一冊の本を持って来ました。





その本は野村祐三の『ブランド魚 入門』です。















この本は全国の美味しい魚の食べ方や珍しい魚を紹介したとても楽しい本です。





この本の中には当然に東北のブランド魚も載っています。







『相馬のアイナメとドンコ』、『閖上のアカガイ』、『奥松島のボッケ』、『志津川のタコ』、『牡鹿町のカキ』、『唐桑町のカキ』






どれもこれも、私の大好きな酒の肴です。






でも多分、当分しばらくは食べられないでしょう。





だって、そこは町ごと津波で消えたのですから…







久しぶりのお肉でお腹が一杯だし、ビールも美味しいいので気分が良くなりました。







河原にゴロッと横になりお昼寝です。
















川のせせらぎや鳥の鳴き声が心地良いです。







そう言えばお昼寝のことを『シエスタ』って言うんだったな…







肌寒くなって起きました。







あれから二時間位寝ていたようです。





起きたら大きなアクビが出ました。





そうしてしばらく、ぼっ~と、川の流れを眺めていた。







頭上をアメリカ軍の災害支援ヘリが通り過ぎました。







さあっ、家に帰ろう。

作り方が分かりません。

ライフラインが復旧するまでの数日間は避難所生活でした。







我が家は都心部にあるので避難所には宿泊先ホテルから避難してきた外国人旅行者や、留学生が数多くおりました。







私の子供達(一応、私も家族持ち・・・)は米国人ミュージシャンと仲良くなりE.クラプトンのティアズ・イン・ヘブンやチェンジザワールドをアンプラグドで静かに弾いて貰ってました(スンゴイ、格好良い!!)。








そんな中、体育館のステージ下で寝るスペースもない場所でずっと膝を抱えたままの姿勢でいる2人のアジア人らしき女性がいました。








その女性達は私の視線に入るたびに同じ姿勢で、会話している様子もなく、だだ黙って下を向いているだけでした。







んじゃあ、私の出番ですね。






ジェットボイルとスタバのインスタントコーヒーのVIAを抱えて彼女たちの元へ。















「Can you speak English?」







とベタに話す。







「Yes, only if it is a little, it is possible to speak」








との返答。







そこからコーヒーを振る舞いながら、拙い英語での会話。







どうやら彼女たちは20才半ばで、留学で仙台に来てアパートを借りたが、わずか数日で今回の震災に遭ったらしい。







まだ日本語を話すことが出来ないのでどうしようかと困っていたとのこと。







多分、不安で胸がいっぱいだつたんでしょうね。





そんなこんなでコーヒーのお礼にもらった(私のいないときに娘に渡していたらしい)のは、あちらのインスタントラーメン『一品』。
















昨夜の震度6強の余震の興奮が冷めやらぬ中、朝ごはんに食べてみました。







パッケージを見るとハヤシライスのルー(餡?)みたいなのが乗っています。







袋の中身は太めのノンフライ麺と「一品」なる袋のみ。
















裏の作り方を見ますがハングル文字なのでさっぱり・・・。
















唯一、ゆで時間は数字で分かりました。








麺を茹でながら、ルー的な袋を一緒に温めます。















アウトドア派はここらへんは実に無頓着。






気にしない~、気にしない~








早速、麺が茹であがりました。








パッケージでは汁の無いジャージャー麺のように見えますが、作り方には茹で汁を捨てるような絵は書いてありません。
















真っ黒い餡を舐めてみたら、やはりジャージャー麺の味でしたので思いきって茹で汁を捨てて完成。









本来であれば付け合わせや野菜を入れるのでしょうけど、今は有事なのでそのまま。















素うどんならぬ素ラーメン。









早速、いただききます。
















うん、美味しい!








餡もとても美味い。








日本のインスタント麺にはない味です。







留学生のお姉さん、ありがとうございました。

tag : 仙台市 ハングル 東日本大震災

目玉焼き丼

あの日の翌日から物流が完全にSTOPした。






コンビニはもちろんスーパーや食料品販売店は軒並みシャッターを閉めたのです。






ゲリラ的にお店を開けるところがありましたが、大行列を耐え忍びようやく売り場に辿りついても目ぼしい商品がない。







カップラーメンを一つ買うためにも忍耐とそして強大な運が必要だった。





知人が勤務する会社の社長は震災後の訓示の中で





『今の食糧確保事情は終戦後に匹敵する位に大変だ』






と言ったそうだ。








やっと最近は時間限定ではあるがコンビニやスーパーも再開してきています。







でも今だに割高感があり、牛乳やパンや卵や納豆や豆腐なんかは購入制限があり相変わらず品薄感が否めない。







日本製タバコが手に入らないので、愛煙家なんかはかなり大変そうです・・・ 







※※※※※※※※※※※







あの日以前は、お休みとなると定番の朝食メニューがありました。







私は体型維持のため日頃は炭水化物を摂取しないように心掛けています。






ですから、この朝食は唯一のご飯の摂取機会でありました。








昨日、家人が(たぶん)苦労してスーパーから卵を買って来ました。









そして、








『ねえっ、久しぶりに食べたら!大好きでしょ・・・あれ』







と言われたのでお言葉に甘えて作りました。







そのメニューとは『目玉焼き丼』です。








目玉焼き丼とは、料理愛好家のバイブル的漫画である『美味しいんぼ』の8巻5話「のり巻き合戦」に登場するレシピです。
















作り方は簡単、目玉焼きをアツアツのご飯を乗せるだけです。
















お好みにより白胡麻をパラパラしたり、胡麻油を数滴たらしても美味しいです。














至極簡単ですが味は極上です。

















是非、お試しを・・・







※※※※※※※※※※※








ここ仙台では東北新幹線はいまだに不通ですが地下鉄やJR在来線は一部区間での運行を再開しました。







少しずつ、少しずつではありますが、復興の兆しが見えてきています。






心配していた行方不明の友人ですが新聞の身元判明欄に名前が載っていました。





これで私の心も一区切りです。







復興に向けて前向きに。






ガレキ撤去の災害ボランティアに登録しようと思います。






とにかく前進。






ある大学のラグビー部伝統の言葉を借ります。








『前へ、前へ!』









頑張ろう東日本!
プロフィール

晴釣雨読

Author:晴釣雨読
宮城県在住、3児の父親やってます。アウトドア全般と晩酌をこよなく愛する、いたって普通のサラリーマンのブログです!

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